ここに載せた詩人は漢文委員会で少しでも詩の紹介できる人物を選定しています。
徐々に紹介するページを増加させます。
ただ、まず杜甫が千首あまり、李白が四五百首、王維もに三百首程度から、選定して紹介します。ゆくゆくはすべて紹介できたらいいなあとは思っていますが。
作られた詩歌は昔の儘不変ですが、受け取り方は変わってもいいのではないかと考えます。
ただ文学という垣根とどう対峙するか
先人の努力を生かしつつ今の見方で解釈できないか
時代の変遷・概略; 漢詩理解のための時代の解説一覧
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上代から漢の詩人
孔子 孟子 屈原 宋玉 荊軻 項羽
・漢から三国、隋の詩人
武帝 蘇武 王昭君 卓文君 蔡邑
曹操 曹丕 曹植 阮籍 陶淵明
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初唐の詩人たち
魏徴 王勃 蘆照鄰 駱賓王 沈栓期 宗之問 上官儀 上官宛兒 劉希夷
・
盛唐の詩人たち
張説 張九齢 賀知章 孟浩然 王維 裴迪 王昌齢 賈至 高適 李白 杜甫 岑參 王之渙
・中唐の詩人たち
韋応物 劉張卿 孟郊 柳宗元 劉禹錫 白楽天 張継 顔真卿 元槇 薛濤
・晩唐の詩人たち
杜牧 李商隠 温庭均 韋荘 高胼 曹松 魚玄機
林逋 蘇東坡 欧陽脩 司馬光 晏殊 王安石 曹鞏 岳飛 陸游 朱熹 辛棄疾 高啓 秋瑾
・王昭君 卓文君 劉細君
白楽天 王昭君を詠う二首
・班u、 蔡炎 謝眺
・上官宛兒 楊貴妃
・薛濤(せつとう) 唐宛
・魚玄機の詩 秋瑾
海陵王・完顏亮480〜494
元好問1190〜1257
馬致遠 生没年未詳。
太祖・朱元璋1328- 1398
高啓 (こうけい)1336 - 1374年
于謙 (うけん)1398 - 1457
方孝孺 (1357年 - 1402年)
文嘉 (ぶんか)(1501 - 1583)
王陽明1472 - 1529明の儒学者、
海瑞 (かいずい)1514 - 1587
劉基 (りゅうき)1311年 - 1375年
呉偉業(ごいぎょう)(1609年 - 1671年)明末〜清初の詩人。
顧炎武(こえんぶ)(1613年 - 1682年)明末〜清初の儒学者。
和?(かしん)(1613年 - 1682年)明末〜清初の儒学者。
洪秀全(こうしゅうぜん)(1814年 - 1864年)
譚嗣同(たんしどう)1865 -1898
張之洞(ちょうしどう)1837 - 1909
黄遵憲(こうじゅんけん)(1848年 - 1905年)
文(そんぶん)(1866年 - 1925年)
梁啓超(りょうけいちょう)(1873年 - 1929年)
秋瑾(しゅうきん)(1875年 - 1907年)
魯迅(ろじん)(1881年 - 1936年)
老舎(ろうしゃ)(1899年 - 1966年)
毛沢東(もうたくとう)(1893年 - 1976年)
漢詩総合サイト
漢詩ジオシティーズ倶楽部
漢文委員会 fc2支部
夏 前2205〜前1766
殷〔商] 前1766〜前1122
西周 前1020〜前770
【詩】『詩經』雅・頌等
前494〜前473 呉越の戦い
東周前 770〜前403
論語孔子(前551〜479)
〜前221
孟子(前372年 - 前289年)
屈原(前340〜前278)
伯夷(はくい) 未詳
宋玉(そうぎょく)未詳
荊軻(けいか)(未詳-前 227)
前221〜前206
皇帝 万里の長城増築
項籍(項羽)前232〜前202]
虞美人 (未詳〜前202)
前206 鴻門の会
前202〜8
王昭君 生没年未詳
高祖(劉邦)前247〜前195
枚乘ばいじよう(220-前140)
東方朔さく 前154年〜前92年
漢-武帝 (劉徹)前156〜前87
劉細君りゅう 生没年不明:
李 陵りりょう未詳- 前74年
蘇武 そぶ前140ころ〜前60
8〜23
卓文君(たくぶんくん)未詳
楊雄(ようゆう) B53〜A18
班彪(はんひょう)A3〜54
25〜220
李延年(生没年不詳)
張角(ちょうかく)未詳〜184
蔡邑(さいよう)132- 192)
趙壹(ちょういち)卒年不詳
禰衡(でい こう173年−199年
関羽(かんう)(未詳〜219)
班u、(はんしょうよ)未詳
建安文学の文学者
有名、無名を合わせ、数多くの文学者が建安の文壇に名を連ねてはいるが、中でも著名なのが、建安七子と呼ばれる文学者たちである。
孔融・陳琳・徐幹・王粲・応?・劉驕E阮?ら七人を総称して、建安の七子と呼ぶ。それに加えて、建安文学の擁護者であり、一流の詩人でもあった曹一族の曹操・曹丕・曹植の三人(三曹と呼ぶ)を同列とし、建安の三曹七子と呼称することもある。
また、繁欽・何晏・応?・蔡?・呉質といった著名文学者たちも、この建安文学に携わり、大きく貢献した文壇の一員であるとされている。
梁鴻(りょうこう)生没不明
184〜280
武帝曹操そうそう155〜220
文帝曹丕(そうひ)187〜226
曹植(そうしょく)192〜232
繁欽(はんきん) 未詳
蔡炎(さいえん)177 - 239
繆襲(きょうしゅう)186〜245
230頃 竹林の七賢
3世紀の中国・魏(三国時代)の時代末期に、酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した
応擧(おうきょ) 190〜252
1) 阮籍(げんせき)210〜263
2)惠康(けいこう)223〜262
3)山濤(さんとう)205〜283
4)劉伶りゅうれい)211〜300
5)阮咸(げんかん)210〜263
6)向秀しょうしゅう227〜272
7)王戎おうじゅう 234〜305
孫楚そん そ 未詳〜293
張華 232年 - 300年
張協 未詳〜307
潘岳(はんがく 247年〜300年
左思 さし 250頃〜305頃
陸機(りく き)261年 - 303年
陸雲(りくうん262年 - 303年
潘尼(はんに 約250〜約311
301頃〜439
317〜420
元帝 (東晋) 276年 〜322年
王羲之 303〜361
陶淵明(陶潜) 365〜427
僧肇(そうじょう 374―414
420〜479 永明体
謝霊運 385〜433
顔 延之(がんえんし384〜456
386〜535
鮑照 412 頃-466
420〜479 永明体
竟陵八友:南斉の皇族、竟陵王蕭子良の西邸に集った文人
B謝?(しゃちょう) 464年 - 499
鮑令暉 生卒年不詳。
F任 ム(じん ぼう) 460年 - 508
A沈約(しんやく) 441年 - 513
C王融 467年 - 493
蘇小 未詳
孔稚珪 447〜501
刑邵(けいしょう) 496〜561
斛律金(こくりつきん) 488年 - 567
鍾エ(しょうえい) 469〜518
502〜557
@蕭衍(えん)梁武帝 464〜549
E范雲 451年 - 503
何遜(かそん) 未詳〜518
王籍 502〜519
G陸?(りくすい)
D蕭? (しょうちん)
?信(ゆしん) 513年- 581
王褒(おうほう) 513〜576
徐 陵(じょ りょう) 507年 - 583
557〜589
陳後主(ちんこうしゅ)582年 - 589
陰鏗(いんけん) (未詳〜未詳)
隋が中国全土統一
581〜618
楊 素(よう そ 未詳- 606年
薛道衡(せつどうこう540年 - 609
観徳王・楊雄(よう ゆう542 - 612
時代 唐宋
■ 漢文委員会では中国の三大詩人杜甫、李白、王維を中心に他の詩人たちを見ていきます。当面、三詩人以外では人物像まで掘り下げてはいきませんが、その詩の良さ、どこが良いのか、なぜ、有名なのか、なぜ好きなのか。好きでもない詩人の詩歌を紹介できても、お薦めはできないないと思います。たとえば、杜甫について、研究していますが、その詩が好きかと聞かれれば「素晴らしいけど好きではない」。李白も同様で、王維が一番好きです。その次は孟浩然、という具合です。杜甫の詩人としての矜持は尊敬しかありません。また、詩を読んでいくのに、番号を振り当てて、順に読み、それを何度も繰り返しましたが、杜甫の800首ぐらいを10回読むと10回とも違った感動を覚えます。また途中途中前回と違った感覚を感じます。こういった読むたび感動の喜びを常に与えてくれる詩人は杜甫だけです。
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五胡十六国 304-439 |
南北朝
439-589 |
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北魏 439-589 |
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西魏 535-556 |
東魏 534 - 550 |
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北周 556-581 |
北斉 550-577 |
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唐
618年 - 690年・705年 - 907年
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宋 960 - 1127 |
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遼 983-1066 |
西夏1032-1227 |
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金1115-1234 |
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■ 王維の詩は心安らぎます。詩が頭の中で絵として残ってくれます。書を書きたくならせてくれる詩人です。詩の紹介のサンプルページでは王維晩年の「終南別業」を取り上げています。今までの紹介文献と少し違うかもしれませんが、王維が好きになる人が多くなってくれると嬉しいのですが。李白は感覚で瞬時に詩を書き、王維は感覚で出来上がったものを理詰めで直し書き上げる。杜甫は、最初から詩理論が直感的にでて、幾何学の公式で解き、自己の矜持に照らして完璧に仕上げる。
■ この三詩人、全く違う人生観、何から、何まで全て異なっています。ほぼ同時期に生まれ、安史の乱を前後してほぼ同時期にこの世を去った、見事なまでのこの事象、。偶然なのか、必然なのか、地球に生物が誕生したのと同様の驚くべきことなのです。
■その作品の残し方伝わり方も、彼らの人生とまったく同様に違っていて面白い。杜甫は臨終でも詩を残し、きちんと整理しますが、死後50年近く経過したのちにやっと認められます。李白の詩は生前から有名で、臨終で地方長官に詩を託したので、かなり正確に残りました。王維は弟を可愛がり、王維自身も人物的に好かれるタイプといえます。死後早い時期に詩集にまとめ朝廷に献上されています。
■李白は、若い時から任侠に足を染めたり、道士(道教)の資格を取ったり、役人登用試験に推薦されても断って、山に入って、小鳥を飼いならしたりしています。晩年近くになる、李白は皇帝の妹の推薦で新しく作られた文書長官の部所員となります。あれほど嫌がっていた役人になりますが、2年足らずで首になります。その理由も李白らしい。朝廷の裏方の執事、中国では昔から男性で去勢を施したものたちを、宦官といい、当時その中の一番偉かった人物高力士を皇帝の前で辱めたのです。この高力士は陰険な人物で、それまでも数々の優秀な官僚、宰相を陥れています。そういう人物を新人の李白がやり込めたというのは痛快ですが、首になるのも仕方のないことです。でもこのうわさを聞きつけた杜甫は李白との出会いに成功します。杜甫はこの天才詩人李白の詩にカルチャーショックを受けます。一緒に旅をし、尊敬し、結局李白の詩の良いところをすべて吸収します。杜甫の詩の作法は、格段に進歩します。杜甫は王維も尊敬しており、やっとかなった官僚を左遷され、悩んだときに王維に相談し、その後を行動を決定づけます。
■この三詩人の理解を深めるためにも他の詩人たちを浅く広く知る必要があります。
初唐の詩人たち
魏徴 ぎちょう 580年 - 643年
上官儀 (じょうかんぎ) 608?年 - 665年
王勃 おうぼつ @ 650年 - 676年
盧照鄰 (ろしょうりん) B 生没年未詳。
駱賓王 らくひんおう C 640年? - 684年頃
七歳女子在位655年頃〜690年(623年頃 - 705年)
劉廷芝(劉希夷)(りゅうていし・りゅうきい)651年- 679年
楊炯 ようけい A 生年不詳−692年
陳子昴(ちんすこう) 661年 - 702年
王無競 652〜705
上官婉兒 (じょうかんえんじ) 664年 - 710年
寒山 生没年不詳。
宋之問 (そうしもん) 652〜712
沈栓期 (しんせんき) 656年頃 - 716年頃
郭振「郭震」(かく しん) 656年 - 713年
朱放(しつほう) 生没年不詳。
張(ちょうこう) 生没年不詳。
盧? 生没年不詳
陳子良 生没年不詳
盛唐の詩人たち
王翰 (おうかん) 687年 - 726年
蘇廷 (そてい) 670年 - 727年
張説 (ちょうえつ) 667年 - 730年
張九齢 (ちょうきゅうれい) 678年 - 740年
C 張若虚(ちょうじゃくきょ) 未詳 〜 711
@ 賀知章(がちしょう) 659年 - 744年
B 包融(ほうゆう) 生没年未詳。
A 張旭(ちょうぎょく) 生没年未詳。
王之渙(おうしかん) 688年- 742年
孟浩然(もうこうねん) 689年 - 740年
李祈 (りき) 690 〜 751年
崔 (saikou) 704 - 754年
王維(おうい) 699 - 761 王維ものがたり 終南別業
裴迪 (はいてき)生没年不詳
755年―763年
楊貴妃ようきひ 719年 - 756年
王昌齢おうしょうれい 698年 - 765年頃
賈至 (かし) 718年〜772年
荊叔 ぜんしゅく 生没年未詳。
高適 (こうせき) 702年頃〜765年
李白 りはく 701年 - 762年
杜甫 712年 - 770年 杜甫ものがたり 杜甫アウトライン
崔敏童さいびんどう 生没年不詳
岑參(しんじん) 715年 - 770年
常建じょうけん 708年〜不詳。
張敬忠ちょうけいちゅう生没年不詳。
光羲 こうぎ 706年〜763年
嚴武 げんぶ 生年不詳〜765年
崔敏童さいびんどう 生没年不詳。
崔國輔さいこくほ 708年〜不詳。
崔惠童さいけいどう 780〜800年頃
樓穎 ろうえい760 生没年不詳
皎然 こうぜん 生没年不詳。
薛業(へいぎょう) 生没年不詳。
中唐の詩人たち
張謂 721年 〜780年
錢起722年(開元十年)〜780年
靈一
朱放(しつほう)
劉長卿 りゅうちょうけい709?〜785?
顔眞卿709年 - 785年
戴叔倫(たいしゅくりん)732年〜789年
司空曙(しくうしょ) 未詳〜790
楊巨源(ようきょげん)(770−未詳)
耿夷 こうい763 未詳〜未詳
陸羽 (りくう)〜804
顧況(こ きょう)725年 - 814年?
盧綸 748年(天寶七年)〜800年
孟郊 (もうこう) 751年 - 814年
武元衡 758〜815
崔護(さいご) 未詳
李賀 790〜816
權コ輿 (759-818)
柳宗元A 773〜819
李益 748年 - 827年頃)
元槇(げんしん) 779〜831
白居易・白楽天 772〜846
劉禹錫 772年〜842年
韓愈 @ 768年〜824年
張継 生没年不詳
張籍 768年〜830年
韋應物(ioubutsu) 735〜835
賈島(かとう) 779年〜843年
李紳 780年〜846年
李渉李渤 (773〜831)
薛瑩(へいえい) 未詳
薛濤(せつ とう)768年 - 831年
晩唐の詩人たち
牛嬌 ぎゅううきょう 生没年不詳
杜牧 とぼく 803〜852
張湖(ちょうこ) 792〜852
許渾791年〜854年
李商隱(りしょういん)812〜858
温庭均(おんていいん)812〜872
陸龜蒙りくきもう 未詳〜881年(中和元年)。
皮 日休 (ひ じつきゅう )830年代 - 883年
鄭畋(ていでん)825〜883
黄巣 (こうそう) 未詳〜884
劉綺莊 生没年不詳
唐彦謙
趙瑕
陳陶 812年頃〜885年頃
張喬(ちょうきょう) 生没年不詳
于武陵〔うぶりょう) 810- 未詳
高胼 (こうべん) 821〜887
聶夷中(じょういちゅう)837〜884
曹松 そうしょう 830−901
136 魚玄機 844ころ〜871ころ
杜荀鶴(としゅんかく)846〜904年
羅隱(らいん)833年(太和七年)〜909年(開平三年)。
韋荘 (いそう) 836〜910
秦韜玉(しんたいぎょく) 882 〜 未詳
汪遵 (おうじゅん) 生没年不詳
林逋 (りんぽ 967年 - 1028年
蘇舜欽(そ しゅんきん)1008年 - 1048年
柳永 987年〜1053年
晏殊 991〜1055
欧陽脩 (おうようしゅう) B 1007〜1072
曾鞏 F 1019〜1083
司馬光 1019〜1086
王安石 G 1021〜1086
蘇洵(そじゅん) C 1009〜1066
富弼(ふひつ) 未詳〜1083
蘇軾(蘇東坡) D 1036〜1101
蘇轍 E 1039〜1112 ▲
宋江 生没年不詳
孫覿(そんてき) 1081年〜1169年
張元幹 1091年〜不明
岳飛(がくひ) 1103〜1141
呂祖謙(りょそけん) 1137〜1181
張蝕(ちょうしょく) 1133年 - 1180年
陸象山 1139〜1192
朱熹(朱子) 1130年〜1200年
陸游 1125〜1209
唐椀
辛棄疾(しんきしつ) 1140年 ? 1207年
戴復古(たいふくこ) 1167年〜(没年不詳)
周密(しゅうみつ)
陳亮 (ちんりょう) 1143〜1194
杜秉(とへい)
張元幹(ちょうげんかん) 1091年〜不明
張孝祥(ちょうこうしょう) 1132〜1169
眞山民(しんさんみん) 1274頃
楊萬里 1127〜1206
劉克莊 (1187年〜1269年)
文天祥(ぶんてんしょう) 1236〜1282
謝枋得 1226〜1289