中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魂六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。
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温庭?の詞詩を約50首程度掲載の後、魚玄機50首程度連載していく予定である。森鴎外の小説「魚玄機」についても少し触れていく予定である。温庭?が魚玄機に詩の手ほどきをしたこと、温庭?が魚玄機のことを心配していたことなどを彼らの詩の中で見ていく予定だ。
特に温庭?の詞は時系列では異なっていても、漢陽で李億に捨てられて以降、長安の芸妓屋にいる魚玄機を念頭にして読むと俄然、面白く理解が深まる。このあたりの解説も加えていく予定。
おおよそ各50首の掲載の予定 温庭? ⇒ 魚玄機 ⇒ 薛濤 ⇒ 李照 ⇒ 韋荘
温庭均
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* ?については難解文字でブログと共通性を持たせるためあえてそのままにする。